おひるね堂からのメッセージ

未曾有の大災害に直面し、「おひるね堂」から皆さんに伝えたいことを、まとめてみました。
まず第一に、今回被災された全ての皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。


今、多くの人の生き方や価値観が揺さぶられ、変化が生じています。
混迷の世の中。
いったい自分の進むべき道は、どっちなのか?
誰か、明確な指針を示して欲しい。
そう思います。


しかしそれは、「誰か」が指し示してくれるものではありません。
それを求めて情報の渦をさまよっても、迷いは深まるばかりです。


迷いの中で過剰な情報に身をさらすと、混迷の度合いはさらに深まります。
それは次第に不眠や食事の不安定を生じ、しまいには心ばかりか身体まで蝕んでいきます。
情報ストレスに気をつけて。
「自分の進むべき道」の答えは、自分の中にあります。


我が身・我が心を、しっかり、立てておくこと。
それが大事です。
それは、平時から何ら変わらぬこと。
そして、どんな状況にあっても、それは変わらないのです。


そんな「土台」となる身と心を、今の自分はどう扱っているか。
いったい自分の「土台」は、今どうなっているのか。
しっかりと、見直す。
損傷があれば、立て直しましょう。
私はその修復の、お手伝いをする用意があります。


そしてそれが、私の能力を活かすことであり、自分の存在意義を確認することでもあるのです。
つまり簡単に言うと、
「お役に立てれば、嬉しい」(笑)。


私は常日頃から、
「患者さんといっしょに元気になってやろう」、
そう考えています。
抜け駆けは許しません(笑)。


最後に、今の状況に臨んで、私の好きなキーワードをいくつか挙げておきます。
「シンプルに」
「基本をおさえて」
「淡々と、淡々と」


いっしょに、元気になりましょう!