「人体ちくわ説」とは…

(誰かがどこかで書いていたのを読んだのだと思うけれど、誰だったか忘れた。)
人間の体をちくわに見立てると、口から肛門に至る一本の穴が通った、円筒形の穴あき物体と見ることができる。
飲食物は、その穴を通り抜ける過程で、人体の一部として取り込むかどうかの取捨選択が行われる。
すなわち、外界と最も直接に接触しているのは、ちくわの外側ではなく、実は穴の内側なのである。
ここでは「外界と自分の境界」というものが極めてあいまいになっている。
それほどまでに、最前線なのだ。
そんな穴の内側が疲れてくれば、当然に穴の端に位置する口や唇、舌などが荒れてくる。
「穴へ入れること、穴の通過、穴から出ること」がうまくいっている状態が「快食・快眠・快便」だということができる。
(必ずしも眠っていなくてもいいんだけど、ここでは「穴の内側の活動が高まった状態」として「快眠」をとらえておく。これについてはおひるね堂で体験してくださいませ…)