岩波アクティブ新書編集部(編)『わたしの整理術』
ISBN:400700062X
11人の仕事人たちが、それぞれに自分の整理術について執筆したもの。一部は参考になった。
中でも、塚本昌彦さんの「一掃による片付け術」というのが一番おもしろかった。
「机の上には何も置かない」、正確に言うと「長時間席を離れるときには机の上に何も残さない」、というルールを「決心」し、実践するのみだという。実にわかりやすい。
禁煙やダイエットなどと同様に、必要なのはノウハウではなくて「決心」なのだという。そしてその決心するルールはわかりやすい方がいい。
以前勤めていた工場で、帰宅する前に(工場全体の規則として)これをやっていたのだが、かなり有効だったのを思い出した。
同じようなことが、おひるね堂はまあまあ実践できている。ほとんど全てのスペースが患者さんの目に触れる。そんな状況が逆に整理を促してくれる。
ところが自宅では現在、足の踏み場もないほど古本が散らかっている。先日からずーっと処分しようと選定中なのだが、選び始めると内容がおもしろそうでつい読みふけってしまう。それで中断してばかり。

どうすればいいのか−捨てること

ハイ、そのとおりです。

本当に困ったときには、「火事になったと思って」すべてを捨てることである。

うわぁー!キビシイ!!・・・しかし本当に困った。
ついでにこんな一節も発見。

じつは「忙しい」といっても昔のように本当に生きていくために忙しい思いをしているのではない。単に「やりたいこと」がいっぱいあるだけのことである。

やっぱりか・・・。