テクノロジー論

昨日の方から伺った話。
世にテクノロジーと呼ばれるものは、そのほとんどが「時間を短縮する」ものであるという。
うーん、このことはよく考えてみる必要がある。
確かにそうなのだ。
やること自体は大昔から変わっていない。
時間かかってもいいのであれば、全く同じことが昔からのやり方でできるのである。
例えば、メールは手紙でできる、手紙は口伝えでできる…みたいな。
それほど「新しいこと」はしていないのだ、人間は。

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ちなみに飛行機に乗ることで言うと、目的地に着く時間を短縮するということ。
それなら徒歩や船でも行けないことはないのだ。
ただ、「飛ぶ」というのは大昔には実現できなかったことだから、それはそれで素晴らしい技術なのだなあ。

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ではなぜ、「時間を短縮すること」が価値を産み出すのだろうか・・・?
短縮すればするほどに、かえって無くなって行ってしまう「時間」とは?

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手紙予約しか受け付けない岩手の民宿のことを思い出した。
http://www.iwate-np.co.jp/k-souzou/souzou30.html