鍼なザウ日記

「雑記onリナザウ」改め「鍼なザウ日記」。
今日からこれで行きます。

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起動。
腹減った。メシ食いに行こう。
シャツの胸ポケットに入れて持ち歩いてみる。ちょっと重いけど、ギリギリ許容範囲内かな。
スタイラスをMI-L1のものに変えた。プラスチック製でチープな感じだが、緊張しなくて良い。
思うにリナザウは、やっぱり扱うのに緊張を強いられる。持ち運びはもちろんのこと、まず液晶画面を開くのからして意外と力が要る。続いて電源をオンにすれば、美しく繊細なVGA液晶が目に飛び込み、こちらも繊細な気分にさせられる。ローレゾモノクロPalmVisorのお気軽さとは大違いだ。
私はリナザウをPIMマシンとして常用する気にはならない。やっぱり壊れたらイヤ。胸ポケットに入れれば確実にいつか、かがんだ時に落としそうだ。その時のショックは想像するにあまりある。
PalmVisorは落としまくりなんだけどね。ちっともくたばらない。そしてそれは重要な長所のひとつ。「電卓感覚」とでも言おうか。
もうすぐ注文した定食が出てくる。いっちょリナザウの電源を切って、静かに期待に胸ふくらませるとしよう。

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今いったん落ち着いてみて良かった。決めた、今日はじっくり噛んで味わおう。食べ方ひとつ取っても、生活を充実させる要素が潜んでいる。

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まいう〜でした。いつもまいう〜な店だけど、よく噛んだので、よりいっそう。

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文章に仕立て上げるのは後回しにして、もっともっと、メモの断片を残したい。その方が、「カタチにならない発想」を拾い上げる可能性が増すから。読者を意識してしっかりしたものを書こうとすると、つい無難な話題と結論になってしまう。
ちなみにPDAに関する話題は、無難だ。書きやすくていいんだけど。興味ない人には読みにくいかもな。まあいいや。

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今日は急激に気温が上昇した。朝のうちはピリッと寒いくらいだったのが、昼には日差しはチリチリだし、風は温熱風だしで、一挙に「暑い」と感じてしまうレベルまでになった。こんな日は、人間は気が上がってしまい、気分が落ち着かなくなる。イライラしたり、ムカムカしたり。たいていの場合それは「○○さんがこんなことをしたから気に入らない!」などと他人のせいとして感じる場合が多いものだ。確かに○○さんも悪いかもしれない。しかし、それが気になってしまう自分、腹が立つ自分というものは、どうだろう、普段と少しでも違ってはいないだろうか。
こんな日に、治療院は突然混雑する。これはもう、見習いをしている頃からあったことなのだが、朝の予約人数はごくわずかなのに、一日が終わってみればみんなぞくぞくと押しかけましたという状況。その多くが「今すぐ行っていいですか?」なのだ。
「今すぐ」はちょっと困るんだけど、「少し後」ならいいです。いらっしゃ〜い!

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「です・ます」調か「だ・である」調か。ですます調だと、丁寧な印象を与えて得をするような気もする。でも、ですます調で、批判的な内容を含む鋭めの考察を記述すると、なんかこう、慇懃無礼な、怒りを押し殺すというか、少なくとも私は苦手なタイプの、そういう表現になってしまうような気がする。
まあ、結局は自分に合ったスタイルで行くのが良い。もともとは自分のための日記。それをたまたま、時代の変化のおかげで公開する機会に恵まれただけの話だからな。
私は、「だ・である」調かな、とりあえず。

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横澤彪(たけしって読むのか)著『大人のための友だちのつくり方』(ISBN:4763191667)を読み始める。フジテレビ→吉本興業の横澤さんね。彼の本は、柔軟な発想と読みやすい文で、前にもいくつか読んだことがあった。
なかなかおもしろい。
私は「過去の友だち」は多い方だと思うが、「新しい友だち」は、大人になってからあまり増えていないことに気がついた。
思えばおひるね堂を開業する際、「友だちの友だちは皆友だちだ」つながりで、多くの友だちにお世話になった。
私がこの部屋を借りた後、友だちとその友だち達に集まって頂いた(単に開業準備をサカナに飲みたかっただけという話もある)。その席でそれぞれの専門家に、それぞれの分野についてのアドバイスをいただいた。
数日前に何気なく「お香を焚いた」って書いた。これも、そんな友だちの友だちのおかげ。「小さいながらも広がりを感じさせる空間にしたい、茶室がそうだと聞いたことがある」って相談したところ、なんと内装の専門家である「友だちの嫁さんの友だち」が茶道も嗜むことが判明。空間デザインから部屋のイメージ・コンセプトづくりに至るまでアドバイスを頂き、たいへんお世話になったのだった。おひるね堂に「床の間スペース」があるのも、そのせいです。
そんなわけで、私もその後茶道の本を読んでみたりして、たまにお香を焚くようになったというわけ。ただし、エントランスだけにほのかに、わかる人だけにわかるというような強さで。プンプン臭うのは好みでない。

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こんな↑文をものした直後、虫が知らせたのか、その「友だちの友だち連合」のうちの一人が来院しました。いらっしゃ〜い!