マギー司郎の「ようこそ先輩」を見た。
http://www.nhk.or.jp/kagaijugyou/list/list1.html
内気なマギーさんは、無言のマジックを演じて売れないままに10年が過ぎ、ある日ステージで「僕も大変なの」とつぶやいたらウケた。それで方向転換したとのこと。10年という歳月の長さに、笑った。笑っちゃいけないんだけど。
授業は「ダメな自分を見せる」というテーマだったが、それはけっこう難しいこと。生徒たちが真剣に苦悩しているのがよくわかった。
私も、この日記でダメな自分を見せて、少しずつ楽になっているのかもしれない。いや、隠しているかもしれない。
マギーさんは若い時代にコンプレックスが強かったと言う。具体的なことは何も言わないけれど、苦労が多かったんだろうなと感じさせる。私も生徒と一緒になって、なんか、しんみりした。
授業後に女の子が泣きそうになりながら、「いろんな人が生きてるんだな、って、わかった」と感想を漏らしたところなど、私の気持ちを見事代弁してくれたと思った。
映画やドラマではめったに泣かない私も、ちょっと涙が出た。